「ネイサン Nathan Burlington コーヒーテーブル」を買取させていただきました
ネイサン Nathan Burlington コーヒーテーブル
イギリスミッドセンチュリーを代表する家具ブランドの一つ Nathan(ネイサン) による、Burlington(バーリントン) コーヒーテーブルです。
脚部の造形が特徴的なコーヒーテーブル。シンプルなデザインでありながら、手の込んだ仕上がりが目を惹きます。実用的でありながらも作り手のこだわりを感じさせる、北欧の年代物とも相性の良いヴィンテージファニチャーです。
英国ミッドセンチュリー期にデザインされたNathan(ネイサン)社デザインのお品ですが、1981年にParker Knoll社が買収したことにより、Parker Knollから販売されたお品になります。
ネイサン Nathan
ネイサン社の創業は1916年、イギリス・ロンドンでロシア出身のバーネット・ネイサンが手作りの家具を製造したことに遡ります。1954年ニュー ヨークで開かれた家具展覧会においてイギリスを代表するデザインとして選ばれて一躍有名になり、チーク材の家具を本格的に生産。G-planシリーズで有名なエベネゼル・グーム社と並び、イギリスミッドセンチュリーを代表する家具メーカーへと発展しました。とくに「クラシックレンジ」シリーズは、時代を超越したデザインで優れた快適性と職人技が見事に融合。クラシックと北欧スタイルの折衷的な独自のデザインスタイルを生み出し、ジャコビアンドアスタイリングと美しいチーク材の組み合わせの自然な輝きがロンドンの都市生活者を虜にしました。
チーク(本チーク) teak
タイ北部からミャンマー産のチーク材は厳しい環境の中、ゆっくりと油分を蓄えながら育ち、鉄の防腐食作用、耐水、防腐、防虫作用が強く、収縮率が少なく木肌も詰まって美しい為、ブラジリアンローズ、ホンジュラスマホガニーと並ぶ世界三大銘木のひとつとして珍重されてきました。この地域のチーク材は「巻き枯らし」と呼ばれる3~5年をかけて立木のまま水抜きをする特殊な伐採手順を踏んでおり非常に素直な加工に適した木質となっています。また、この手順から(ドライチーク)とも呼ばれています。北欧家具や高級家具の素材として使われてきたチーク材ですが、現在は個体数が激減し極めて稀少価値の高い存在となっております。現在流通するチーク材は人工栽培されたインドネシア、ジャワ産の「インドネシアチーク」が主流になっていますが、成長がはやく若木のうちに伐採されるため、木目の美しさや耐久性に劣ります。
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