ハーマンミラー Herman Miller / USA チャールズ レイ イームズ Charles & Ray Eames (1907-1978) / USA アームシェルチェア 2nd Hベース ブラック

　イームズ･ファニチャーを全て製作している唯一の米国のメーカーであり、 Eames Officeのアイデアを商品化しているハーマン・ミラー社 Herman Miller社より、チャールズ・イームズデザイン アームシェルチェア　Hベース　です。 　イームズが1948年にＭｏＭＡ(ニュヨーク近代美術館)主催の「ローコスト家具デザイン コンペ」で発表した金属製シェル(座面)アームチェアの原形は、 その2年後、世界初の量産可能なＦＲＰという先進素材を採用した プラスチック製シェルアームチェアとしてデビューを果たしました。 　当時、ＦＲＰ製造では定評のあったゼニス・プラスチックス社がシェルを生産、 ハーマンミラー社が販売を開始。軽量で丈夫、ローコストな最新素材ＦＲＰによる この椅子は、瞬く間に世界的に高い評価を得ました。 背面からアームへの流れるような流麗なディテール、 ふんわりと包み込まれるような安定感のある大らかなシェル。 対照的にシンプルなスチールパイプの脚部は、洗練されたデザインに仕上がっています。 　イームズは徹底した合理主義のもと、シェルとベースを規格化。 アームシェルチェアのデザインは一貫しているものの、一見地味とも思えるほどのディテ ールの改良が約40年間(1st・2nd・3rd前期～後期)に亘って続けられ、確実にその完成度 をアップしてきたロングランモデルです。 　20種類以上もの機能が異なるベースとシェルの組み合わせにより、 当初6色でスタートしたカラーは、個別のオーダー色なども存在し、 カラーバリエーションも豊富。ＦＲＰ自体のカラーの他、ハーマンミラー社による布張り やビニール革もあるなど、シェル・ベース・色の組み合わせは限りない広がりがあります。 自分専用の特別な１脚として・・・ミッドセンチュリー期を代表する 名作チェアをこの機会にどうぞご検討下さい。 ★アームシェルチェア2nd (1952-54:RAR Rocking Armchair Rodwire Base) ・当時のハーマンミラー社の所在地にちなみ通称「カリフォルニア」とも呼ばれた。 ・1st同様、ファイバーの量が多くて光を通すような質感もこのモデルが最後。 ・初期のロッカーベースは53年頃に鉄製ロッドの編み方や溶接部分の 　改良を受け2ndタイプになる。 ・2ndタイプを最後にショックマウントの直径は1.5cmの小型化へ。 ・1stで見られたロープエッジは継承されずアーム、背、座面が 一体成形されて力が均等に加わり、強度面をクリア。