横浜ダニエル / Japan 横浜ダニエル ワードローブ

創業130余年、横浜の老舗家具ブランド「横浜ダニエル」によるワードローブです。

エレガントな金具部分のデザインとクラシカルなフォルム、大容量の収納とドッシリとした重厚感ある佇まいで、高級感のある豊かな空間を演出してくれるワードローブです。

横浜ダニエル Daniel
日本の洋家具発祥の地、横浜・元町に設立されたクラシック家具ブランドで、日本における洋家具製造の先駆け的存在と言われています。その歴史は古く、黒船来航の時代にまで遡ります。文久三年（1863年）英国人のゴールドマンという人物が横浜に住む馬具職人に椅子の修理を依頼しました。その完成度に感心したゴールドマンは、次に本格的な西洋家具製作を依頼します。馬具職人をはじめ、指物師や船大工などの職人たちは、日本伝統の優秀な技術で優れた家具を製作しました。それがきっかけとなり、ゴールドマンは横浜・元町に欧風家具会社を設立します。開国後には欧米から大量の家具が日本に入ってきましたが、日本の職人は欧米にはない発想で独自の家具を作りました。独自の発想と確かな技術で作る日本の欧風家具は、西洋人も驚く出来栄えで、本国へ持ち帰る人もいたと伝えられています。後に、パリ万博に出品するなど、ヨーロッパでも高い評価を得ました。その後、関東大震災や太平洋戦争といった受難の時代を乗り越え、1973（昭和48）年に、株式会社ダニエルが誕生しました。シンプルでクラシックなデザインと柔らかな曲線、そして無垢材の美しさが横浜ダニエルの家具の特徴です。素材には樹齢200年前後の高級木材である樺桜（カバザクラ）の無垢材を用いています。北海道・日高山脈の麓で厳しい寒さに耐え、成熟した樺桜は狂いが少なく丈夫で優美であり暖かな質感を持っています。その樺桜を、木の特性を熟知した一流の職人が、芸術品とも呼べる一流の家具に生まれ変わらせます。創立当初から守り続けてきた、古き良き日本の伝統的職人魂と芸術性の高い西洋の古典的デザイン。両者が心地良く融合した家具の魅力はまさに、東西文化の融合の賜物であると言えます。

樺材(カバ) / Birch
樺材山桜の一種で、その薄紅色の美しい花は昔から和歌の世界にも登場してきました。材質は硬く、均等で緻密な木肌を持ち、反りなどの狂いが少ない のが特徴。水に強く、粘りや強度もあるため民芸家具などの高級家具に珍重されている樹種です。 Birch(バーチ)材はフィンランド産の樺材の代表として北欧家具で使用されることが多い木材です。