「エミール・ガレ サイドテーブル」を買取させていただきました
エミール・ガレ サイドテーブル
フランス・アール・ヌーヴォー期を代表する芸術家エミール・ガレ(Emile Galle)工房によるサイドテーブルです。
イタリア伝統工芸の木象嵌マーケタリーが天板に施されたオーセンティックなデザインと技巧をこらしたディテール。花のフォルムをデフォルメしたかのような天板に花模様が描かれています。アール・ヌーヴォーが生んだ天才芸術家によるデザインの作品です。
シャルル・マルタン・エミール・ガレ Charles Martin Emile Galle
19世紀後半から20世紀初頭にかけて活躍したアール・ヌーヴォーを代表するフランスのガラス工芸家。少年時代から文学、哲学、歴史、植物学に秀 でた成績を修め、その後ドイツに留学し、鉱物学、建築学、装飾美術を学ぶ。40才の時、ナンシーに留学で来ていた日本人の高島得三と出会い、日本 人がどのように自然と暮らし、自然を愛して生活をしているかを知る。その後、植物や昆虫等の自然の造形や日本美術とガラスを結びつける事によっ て、これまでにない斬新な作品を生み出していった。ガラス以外にも陶器・家具のデザイナー、アート・ディレクター、企業経営者も手がける。こうし てガレが創出したガラス製法や、草木や樹木、昆虫をイメージしたデザインは様々な国で再製し「ガレ風」として生産され、今でも人気は衰えること無く愛され続けています。
木象嵌
薄い木をパズルのように組み合わせ、木の持つ風合い・色合い・木目を生かしながら、自然の色の濃淡で光と影を表現していく木で出来た絵画のことを いいます。とても繊細な装飾で、ヨーロッパでは昔から家具や楽器の装飾(象嵌)として親しまれてきました。
アールヌーボー(アールヌーヴォー) art nouveau
19世紀末から20世紀初頭にかけて、ヨーロッパを中心に開花した国際的な美術運動。この時代まで芸術のモチーフには使われなかった昆虫や爬虫類など、有機的な自然のモチーフを使うことが流行しました。浮世絵など日本からやってきた日本美術の影響を受け、古典的な芸術から脱皮して新しい美の革新を求めたのがアールヌーボーです。
マホガニー Mahogany
加工性や寸法安定性、耐久性など優れており、天然乾燥の速度も速く、狂いや割裂も少ないため、 高級車のダッシュボードやハンドル、シフトノブなどに伝統的に用いられています。 古くから世界的な銘木の一つで、特に欧米で高く評価されています。 上品で美しい木目は家具やギター等の化粧板として装飾に利用され 仕上げは良好で光沢があり、他の木材よりも圧倒的に高級感のある雰囲気を演出します。
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