カッシーナ cassina アフラ&トビア スカルパ / Afra and Tobia Scarpa 920 AFRA&TOBIA SCARPA シングルソファ

イタリア Cassina(カッシーナ)による、920 AFRA＆TOBIA SCARPA シングルソファです。

KNOLLのバスチアーノシリーズなどを手掛けたイタリアを代表するデザイナー、アフラ＆トビア・スカルパデザインのソファ。1965年の発表のモデルで、現在では生産されていないため入手困難となっています。直線的でモダンなフォルムでありながら、リラックスして座れるよう背にかけてやや傾斜した設計で、細部にまでこだわりが感じられる逸品です。

アフラ&トビア スカルパ / Afra and Tobia Scarpa
1937年モンテベッルーナ（イタリア）生まれのAfra Bianchinと1935年ヴェネツィア（イタリア）生まれのTobia Scarpaは、ヴェネツィア建築大学を卒業後、1958年ムラーノ島のVenini工房においてガラスを使った作品の制作を開始。1960年からカス ティリオーニとともにFLOS社のデザイナーとなる。現在ではKnollのコレクションとなっているソファー「Bastiano」とメタル・ベッ ド 「Vanessa」、そしてコンパッソ・ドーロ賞受賞となったCassinaのアームチェア 「Soriana」。さらにミニ・アームチェア 「925」は、ニューヨーク近代美術館 （MoMA）のパーマネントコレクションになる。B&B Italiaにてデザインした 「Coronado」は現在も衰えない人気を博している。

カッシーナ cassina
家具業界トップの圧倒的な人気と知名度、ブランド力を持つイタリアの高級家具メーカーです。その歴史は古く、1760年、教会の木製チェアを製造していた小さな工場が起源とされています。そこで作られる製品の完成度の高さや確かな技術力が家具業界において確実に評価され続け、創業から約150年もの時を経た1927年、ウンベルトとチェーザレのカッシーナ兄弟によってイタリア・ミラノにて現在のCassinaとして正式に創立しました。1950年代に入ると、外部の有能なデザイナーを起用してデザイン性の高い家具を開発・生産し、工業化を進めます。世界大戦終結後の大量生産時代の到来をいち早く予見し、評価を高めていきました。1957年に「イタリア建築・デザイン界の父」といわれる巨匠ジオ・ポンティとのコラボレーションによって製作した、世界で最も軽い椅子と言われる「スーパーレジェーラ(1.7kg)」をきっかけに、カッシーナの名は世界中に知れ渡りました。現在、主に2つのコレクションが展開されています。現代の注目建築家・デザイナーとのコラボレーションを具現化する、コンテンポラリーコレクションは、モダンアートの要素をそのまま家具作りに活かした魅力溢れるコレクションです。高度なデザイン性は、世界中から注目されています。そして、近代の巨匠による名作家具をラインナップする、イ・マエストリコレクションは、時代を超えて受け継がれるべき優れたデザインを後世へと伝えていく、文化的役割も担っています。人気、実力を兼ね備えた、正真正銘のトップブランド。それがカッシーナです。

チーク(本チーク) teak
タイ北部からミャンマー産のチーク材は厳しい環境の中、ゆっくりと油分を蓄えながら育ち、鉄の防腐食作用、耐水、防腐、防虫作用が強く、収縮率が少なく木肌も詰まって美しい為、ブラジリアンローズ、ホンジュラスマホガニーと並ぶ世界三大銘木のひとつとして珍重されてきました。この地域のチーク材は「巻き枯らし」と呼ばれる3～5年をかけて立木のまま水抜きをする特殊な伐採手順を踏んでおり非常に素直な加工に適した木質となっています。また、この手順から(ドライチーク)とも呼ばれています。北欧家具や高級家具の素材として使われてきたチーク材ですが、現在は個体数が激減し極めて稀少価値の高い存在となっております。現在流通するチーク材は人工栽培されたインドネシア、ジャワ産の「インドネシアチーク」が主流になっていますが、成長がはやく若木のうちに伐採されるため、木目の美しさや耐久性に劣ります。