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天童木工 TENDO 長 大作 Cho Daisaku (1921-2014) 天童木工 ヴィンテージ 低座椅子

天童木工による長大作デザインの低座椅子です。

1960年にデザインされ、翌年61年に天童木工で商品化されて以来ほぼ半世紀もの間ロングセラー、今もなお多くの人に愛され続けている名作家具・低座椅子。「畳の生活でもテレビを見るときくらいゆっくり座れる椅子がほしい」という施主の要望からできた椅子です。座や背もたれの有機的曲線は柿の実の形からインスピレーションを得たものだそうです。重ねて成形したプライウッドを扇形に曲げたデザインは、シンプルかつ美しく、力学的にも無駄のない抜群の耐久性をもちグッドデザイン賞も受賞しています。

天童木工 TENDO
1940年に天童木工家具建具工業組合として創立。1942年に有限会社天童木工製作所、1948年に株式会社への変更を経て天童木工になりました。もともとは弾薬箱やGI型飛行機の木製おとり機等といった軍需品を製作していましたが、終戦を機に戸棚や飯台、流し台といった家具作りを開始。プライウッドの成型技術を日本で最初に確立し、業界でもトップクラスの加工技術として高く評価されています。創立以来「良いものをより永く」の基本理念の元、「暮らしに彩を添え、豊かな時を奏でる家具作り」が目指されています。

長 大作 Cho Daisaku (1921-2014)
1921年満州に生まれた長大作は、東京美術学校 (現・東京芸術大学)を卒業後、1947年坂倉準三建築研究所に入所。1972年長大作建築研究室を開設してからは、住宅を中心とした設計管理および家具のデザインを行った。1994年、国井喜太郎産業工芸賞受賞。建築設計だけではなく、生活に目を配り、家具デザ インも手掛ける姿勢は、ル・コルビュジエ、坂倉準三から受け継いだ精神に基づいたものといえる。

オーク(楢) oak
現在では価格の高騰により高級家具材となりつつあるオーク材。 堅く加工が難しいという特性があるにもかかわらず家具の材料としては最も優れている材料と呼ばれています。 堅いオーク材で造られた家具は頑丈で滑らかな木肌を持ち傷や凹みがつきにくくテーブルに特に適しています。 そして、なによりも美しく印象的な木目に混じる虎斑と呼ばれる力強い模様が最大の魅力です。

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