フレデリシア Fredericia / Danmark ハンス・アウネ・ヤコブソン Hans Agne Jakobsson (1919-2009) / Sweden Gallery stool

１９５５年設立、デンマークを代表するデザイナーの作品を手掛ける家具ブランド Fredericia社（フレデリシア）によるハンス・S・ヤコブセンデザイン ギャラリースツールです。 コペンハーゲン芸術協会からの依頼で1998年にデザインされた 「ギャラリースツール」 シンプルで彫刻的なデザインが特徴のハンス・サンドグレン・ヤコブセン 中でもギャラリースツールは 「機能性はフォルムの美しさを引き出すものである。」という 彼の哲学がもっとも反映された作品といえ クラシックな北欧デザインの伝統を受け継ぐ一方 アメリカのシェーカー家具の影響を受けた無駄のないシンプルなラインは 伝統的な日本建築にも共通する木材の可能性を感じさせます。 多数を連結させればひとつの長いベンチとして利用することもできるため 世界中の美術館や博物館で使用されています。 お部屋の隅にちょこんと置いても可愛いと思います。 日本のグッドデザイン賞をはじめ 世界中で数々の賞を受賞したまさに名作スツールです。 ■ハンス・S・ヤコブセン Hans S. Jakobsen 1963年デンマーク、コペンハーゲンに生まれる。 1986年に家具職人としての教育を修了し、 1990年までDanish Design Schoolで工業デザインを学ぶ。 1991年ナナ・ディッツェルの事務所で働き、デザイナーとしての評価を得る。 97年に独立しフリッツハンセンではパーティション「ヴァイパー」を、 フレデリシアからはギャラリースツール、ピンゴチェアなどをデザインし、 日本のグッドデザイン賞をはじめとした栄誉ある賞をいくつも授賞している。 明るくシンプルなスタイルを愛する彼のデザインは、 クラシックな北欧デザインの伝統を受け継ぐ一方 アメリカのシェーカー家具の影響を受けるなど時代を超えたデザインに挑み、 伝統的な発想に新しい発展を与えようと努めている。 ■フレデリシア社 FREDERICIA Furniture（フレデリシア・ファニチャー）は 1911年デンマークに創立された家具ブランドです。 創立当初の社名はFredericia Stolefabrik （フレデリシア・ストールファブリック）でしたが、 1955年に現在の社名に変更されました。 1950年代、FREDERICIA Furniture（フレデリシア・ファニチャー）では 経営者のAndreas・Graversen（アンドレア・グラヴァセン） と親交のあった家具デザイナーBorge Mogensen（ボーエ・モーエンセン） デザインによる家具が数多く手がけられていました。 その後、1990年代以降は、Hans J.Wegner（ハンス・J.ウェグナー）や Nanna Diztel（ナンナ・ディッツェル） といった実力派北欧家具デザイナーとのコラボレーションによって、 より一層の北欧家具の普及に努めたことで知られています。 北欧らしさ溢れるナチュラルで上質なデザイン、 これは1950年代から現在に至るまで変わることのない FREDERICIA Furniture（フレデリシア・ファニチャー）ブランドの本質。 その魅力を世界に向けて発信することこそ デンマークの老舗家具ブランドの使命であると考えられているのです。 FREDERICIA Furniture（フレデリシア・ファニチャー）の家具の美しさは、 古典的な中にもどこか洗練されたモダンな雰囲気を兼ね備える 高度なデザイン性にあるのではないでしょうか。 装飾やフォルムに現代的な要素を取り入れつつも北欧の伝統である ハンドクラフトの伝統を遵守したオリジナルの製法で作り上げられた家具は、 質が高く凛とした美しさを感じさせてくれます。 また、飽きのこないベーシックなデザインは、使い手によって使い込まれるうちに 味わい深さを増していくことでしょう。 北欧家具の良さを今に伝えるFREDERICIA Furniture（フレデリシア・ファニチャー）。 そのこだわりの家具には、伝統と近代化の美しい融合を垣間見ることが出来ます。