「時代物 船箪笥」を買取させていただきました
時代物 船箪笥
桐無垢材を使用した時代物船箪笥です。
船箪笥
江戸時代から明治時代にかけて北前船の船頭が貴重品を入れるために使られていた小型の箪笥。鎧のように全体を守る鉄金具に特徴があり、荒波にもまれてもびくともしない堅牢な造り、船が難破しても船箪笥は海上を漂い、船箪笥に仕掛けられた数々のからくりは、本来の持ち主のもとに戻るまでの間大切な財産を隠し、守る役割を果たしました。洋式の大型船や鉄道の発達により北前船が衰退するのに合わせて、明治後期には姿を消してしまいました。
桐材
桐はゴマの葉草科で、普通の木材とは違った特徴があります。(防湿効果、抗菌効果 、保温効果 、燃えにくい 、腐食に強い etc)素材の表面が粗いため、吸湿性があります。組織は発泡スチロールのような構造になっており湿度に敏感に反応して、桐の素材自体が膨張したり収縮したりして防湿効果をもたらします。 また、パウロニン、セサミンと云う成分が含まれており、ノミ・ダニなどの虫がつきにくく、抗菌性に優れてます。 発火点は425℃と高く、火災等の際にも桐タンスは耐火機能があります。防腐作用の高いタンニンが含まれるため、長い期間 の使用が可能です。四季 折々気温湿度が変動する日本において最も家具に適している材の一つと言えるでしょう。
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