「松本民芸家具 羽根付ベンチII」を買取させていただきました

松本民芸家具 羽根付ベンチII
民芸家具の名門、松本民芸家具による『 羽根付ベンチII 』です。
左右の肘掛けに備わったバタフライ式のサイドテーブルが特徴の多目的に使えるベンチ。
最高級の和家具材ミズメザクラを用い、職人の手仕事で造られる最高級の民芸家具です。落ち着いた民芸色の色合いに用の美を感じさせる上品な意匠、松本民芸家具をルーツとする各社の民芸家具と共通性をもったデザインですのでトータル家具として買い増しの際も調和が取れます。
使い込むほどに美しさと味わいが増すミズメザクラの鮮やかな木目と硬質な木肌が印象的な姿見。脚元に施された透かし彫りがアクセントとなった和洋折衷のデザインが魅力的です。フレームや脚の組接ぎに、古くから和家具の産地であった松本の職人ならではの確かな手仕事が伺えます。
柳宗悦
バタフライスツールを代表作とする世界的デザイナー柳宗理の父であり日本を代表する工芸作家 柳宗理が現館長を勤める日本民藝館の初代館長。
バーナード・リーチ
イギリスの陶芸家。 幼時を日本で過ごし、1909年に再来日。 白樺派の人々と交流を結び、 6代目尾形乾山に入門し作陶を学びます。 東洋陶磁とイギリスの伝統を融合させた独自の作風で知られています。
ミズメザクラ 水目桜・梓
桜に似た樹皮から水目桜と呼ばれますが桜の類とは関係なくカバノキ科の落葉高木です。梓弓の材料になっていたことから梓とも呼ばれています。虎杢と呼ばれる虎の紋様を思わせる杢が特徴。山奥に散在しており家具に使われる200年~300年の歳月を経たミズメザクラは入手困難であり、非常に堅いため加工には熟練の技術を要しますが、美しい木肌を持ちながら狂いがおきにくく粘り強いという非常に優れた特性から百木の長と詠われ、最高級の家具材として重宝されています。
松本民芸家具
長野県松本市を拠点に、戦後の民藝運動の流れを汲んで誕生した家具ブランド。柳宗悦の思想に共鳴した創業者・池田三四郎が中心となり、1950年代に「用の美」を体現する家具作りを本格化させました。西洋のウィンザーチェアなどを基にしながらも、日本の伝統技術と美意識を融合。釘を使わずに組み上げる「ほぞ組み」や、耐久性に優れたミズメザクラ材を用いた手仕事が特徴です。柳宗悦やバーナード・リーチなど、多くの民芸運動の先達が幾度となく松本を訪れたり、書簡を交わすなどして技術的な指導や意匠指導などを行い、また精神的な支えにもなって今日の松本民芸家具の基礎が築かれます。 松本の伝統的な木工技術と日本の美意識を元に、独自のスタイルの洋家具が製作されていきました。 昭和30年代より全国主要都市にて松本民芸家具展を開催。加工精度の高さや秀逸なデザインからその名が大きく世間に広まりました 。その後、米国ロックフェラー三世から注文を受けニューヨークのロックフェラーセンターに納品。副大統領に就任したロックフェラー氏より再度注文を受けたことからも、その品質と西欧人にも通用するデザイン性が高く評価されていることがわかります。昭和51年、通産産業大臣より伝統工芸品『松本家具』の指定を受け、現在も民芸家具の分野を広める為、試作と研究を行っています。 北海道民芸家具や九州民芸家具の本家として現在でも最も高い評価と最高の品質、熟練した技術を誇っている松本民芸家具。日本を代表する家具ブランドのひとつとして、今も発展を続けています。

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