「時代建具 草葉透かし簾戸4枚組」を買取させていただきました
時代建具 草葉透かし簾戸4枚組
涼し気な草葉透かしの入った簾戸4枚組です。
取っ手には胡麻竹、桟には煤竹、下部には草葉透かし入りの屋久杉板を用いた手の込んだお品です。
簾戸
簾戸(すど)とは、「夏障子」「葦戸(よしど)」「御簾戸(みすど)」とも呼ばれる簾(すだれ)を嵌めこんだ建具で、かつての日本家屋では衣替えと同時期に、襖・障子を簾戸に取替えて使うのが一般的でした。視線を遮る部屋の間仕切りと風通しの機能と涼し気な見た目を備えた簾戸は、蒸し暑い日本の夏に適した合理的な伝統建具です。
胡麻竹
胡麻竹(別名 錆竹)は、建築や工芸品、華道、茶道の道具材料として珍重されてきた京銘竹のひとつ。
屋久杉
スギ科の針葉樹で、鹿児島県の屋久島に産するもの、特に樹齢三百年以上のものについて言います。材は淡紅ないし褐色で、木理は複雑で美麗。鶉杢(うずらもく)などが現れる。材質が緻密で樹脂分が多く、腐りにくい。このため、樹木の寿命が長いといわれる。延命長寿、家内安全の縁起物として古来より重宝されています。欄間、天井板、衝立、茶棚などに用いられる。薩摩杉、鬼杉とも言われています。屋久杉は1982年に伐採が禁止され、また1993年ユネスコによって世界自然遺産として登録されました。以後、屋久島からの持ち出しは、大幅に制限され原木の入手は極めて困難になっており、その為、屋久杉製品は大変稀少になってまいりました。
煤竹
古い藁葺民家の天井や屋根裏で長い年月をかけ煙に燻されることで、独特の茶褐色や飴色に変色した竹。藁葺古民家の減少に伴い昨今では煤竹の希少価値が上がっており、質の良いものは一本で数十万円以上の価格にもなる。
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