「松本民芸家具 / Japan #66高山式ビューロ」を買取させていただきました
松本民芸家具 / Japan #66高山式ビューロ
民芸家具の名門、松本民芸家具による、#66高山式ビューローのご紹介です。
狭い空間を書斎に変えるライティングビューロー。
空間を無駄なく利用でき自分だけの執務時間を心地よく過ごせます。
使い込むほどに美しさと味わいが増す木目、硬質な木肌。
職人の匠の技による丁寧な仕事が成された確りとした頑丈なつくりで
何世代にも渡り使い続ける事が出来ます。
素朴な自然の味わいを持ち、丈夫で健康的、民族性を備えた実用的家具は、
トータル家具として買い増しの際も一貫したデザインで調和が取れ
天然の無垢材ならではの力強く美しい木目は年月を経るにつれ、
奥深い表情と風格を増します。
伝統的な家具生産地として知られる松本の地で生まれ、育まれた松本民芸家具。
西洋家具のアンティーク感を日本のモノ作りが誇る高度な技術で表現することで、
「日本人のための和風洋家具」を数多く生み出しています。
使い込むほどに味わい深い表情へと変化していく「本物の家具」、
それこそがまさに松本民芸家具なのです。生活の中で永く愛され続ける民芸家具の本家として、
松本民芸家具は創立当初から現在に至るまで、広く人々に支持され続けています。
民芸家具の最高峰、松本民芸の家具で 風情有るハイクラスのコーディネートをどうぞお楽しみ下さい。
■松本民芸家具
松本民芸家具の始まりは、昭和23年に遡ります。前身となるのは、
戦後復興住宅や建具の製造を手がける中央機材工業。この会社の創設者であり、
後の松本民芸家具の創始者となる池田三四郎氏が、京都・相国寺で開かれた
日本民芸協会第二回全国協議会において柳宗悦氏との運命的な出会いを果たしたことに始まります。
柳宗悦氏といえば、民芸運動の指導者であり、「日本民芸の祖」として知られる人物。
各地で生活の用のために造り出された雑器の中に眠る「用の美」にいち早く着目し、
それらを民藝と名付けたことで知られています。池田氏は柳宗悦氏との出会いをきっかけに、
家具作りを通じて松本の木工業の復興を目指すことになりました。これこそが、松本民芸家具の始まりです。
松本民芸家具が特に力を注いだのが、椅子作りの研究でした。目指されたのは、イギリスで生まれ、
やがてアメリカにも波及した庶民工芸の代表とも言えるウインザーチェア。昭和28年にはバーナード・リーチ氏による
直接指導を受け、今日の松本ウインザーチェアの基礎を築きました。また、同時期には木匠の安川慶一氏、
陶芸家の濱田庄司氏、河井寛次郎氏、型染の芹澤ケイ介氏といった民芸運動のキーマン達もまた、
松本民芸家具のモノ作りに大きな影響を与えたといいます。
昭和30年代にはラッシ編み椅子が第十回民芸大会賞を受賞、また、時を同じくして全国主要都市にて
松本民芸家具展が開催されるようになったことから、松本民芸家具の名は一躍世に広まりました。
このラッシ編み椅子はニューヨークのロックフェラーセンターにも納品される等、日本の伝統的技術によって
丁寧に仕上げられた美しく完成度の高い家具は、世界的にも高く評価されました。
その後、創始者である池田三四郎氏は、 北海道民芸木工(北海道民芸家具)やつくし工芸(北九州民芸家具)の設立に寄与。
日本の民芸家具の発展に尽力しました。後の昭和51年には、松本民芸家具は通産産業大臣より
伝統工芸品『松本家具』の指定を受け、民芸家具の本家として現在もなお高い技術と高品質を誇ります。
日々の暮らしの中で、人々に愛され続ける松本民芸家具の製品。熟練した職人の手によって仕上げられた美しい彫刻や
洗練されたフォルムは、家具でありながら芸術品さながらの存在感さえ感じさせます。
それらは日常をより一層豊かに飾り、私達の心を満たしてくれることでしょう。
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